レポート

ティー・クラブ 20周年記念の集い

平成10年に発足したティークラブは今年20周年を迎えました。
先ず、この場をおかりしまして、ティークラブの会員の皆様、そしてこの20年、ティークラブの為にご支援、ご協力くださいました、全ての方々に御礼申し上げます。

一部の報告会は滞りなく終了し、二部の講演会は有名な書道家/金澤翔子さんによる書の披露とお母様泰子さんの講演ということで、ティークラブ会員以外の方々も、多くお越し下さいました。
張りつめた空気の中、揮毫（きごう）する前、小さく祈りを捧げ、巨大な筆で一文字一文字。
『共に生きる』という心にいつまでも刻まれるような力強く魅力のある書が完成するまでは見ている側も息もつけないほどの緊張感でした。

続いての泰子さんの講演会は何度か涙しそうになるのを堪えるほど、感動しました。
「知的障害を持って生まれた翔子は、競争心や人をうらやんだり、争ったりというものがなく、いつも穏やかで愛にあふれています。違う知性が育って、魂のレベルが純粋に保たれているのです。翔子は私たちが見ている世界とは別の、目に見えることだけではなく本物の世界とつながっている」。と話されました。
それは翔子さんの「書」そして屈託のない笑顔を拝見すれば、一目瞭然のことです。
しかし、これまでには私達が簡単に話せるほどでないくらい、ご苦労もあったと思います。
お二人が穏やかでいながら、キラキラと光りを放ち、人々を魅了するのは全てを受け入れ、
愛情に満ちあふれた世界にいらっしゃるからだと感じました。

三部の懇親会は日頃あまり入ることの出来ない、スペシャルな会場で華やかに行われました
20周年記念の集いはティー・クラブらしい会になったと思います。

記：ティークラブ幹事　木村志保

 

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