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平成20年7月31日、麻布税務署にて、渡邉 修 新署長のインタビューが、麻布法人会、サンエー・クラブ、ティー・クラブの合同で行われた。
日々の地道な積み重ねが大事
渡邊署長は北海道の帯広市から十勝平野のやや北東に位置する本別町(ワインで名高い池田町の近く)のご出身。
税務の世界に入ったきっかけは、「地元企業も無く、必然的に、公務員試験に挑戦」されたそうで、見事に突破して、札幌国税局に採用され、一年間研修の後、東京国税局の江戸川税務署(当時)に配属された。
新署長のモットーにされている好きな言葉は『継続は力なり』と言われる。世の中に速効性のあるものは殆んどありません。日々の地道な積み重ねがとても大事な事で、それが定着して、そして花が開くのです。
新署長のご趣味のひとつに囲碁がある。その囲碁には棋譜と呼ばれるものがあり、囲碁のプロは対局の手順を数字や符号で表した記録である棋譜を何度も何度も積み重ねて研究をして、はじめてプロに成れるのです。
記憶に残る一年にしたい
国民が豊かに安全に生活できるのは、社会が整備されているからであり、その平穏な暮らしを支える国家事業の原資・根幹が税金です。税務署の窓口は、気軽に相談できる明るさと誠実な対応が重要です。現在、税務署では、税目別の内部事務を一元化することにより、事務の効率化を図ると共に、窓口を一本化してひとつの窓口で全ての用件が済むようにと、いわゆるワンストップサービスで利便性の向上を目指しています。
内部事務一元化は、平成21年7月から全国の税務署で導入されます。利便性の向上と行政のスリム化については、ぜひe-Taxの利用をお願いします。
東京の最先端を行く街の代表となった地域の税務署長として、重い責任を感じています。やるべき仕事は多いですが、やりがいは膨らんでいます、と語られた。
サンエー・クラブに期待すること
昨今、サブプライム問題をきっかけとする企業倒産や取引の低迷、原材料や燃料の高騰など企業の減益と下方修正が続き、景気後退の影が濃厚になってきましたが、次世代を担うサンエー・クラブの皆さんには、景気減速を跳ね返す若い力をお願いします。これだけ凄いシティパワーを作り上げた私達のエリアの元気を弱めてはいけません。一緒にやりましょう!と力強く話された。
インタビューを終えて 新署長とお逢いすることができまして、中国古典の『孟子』の中の「君子の三楽」を思い出しました。つまり、君子(人格者であり有徳者である立派ですばらしい人)には3つの楽しみがあるというのです。1つめは、父母が共に健在で、兄弟も無事であること。2つめは、天に対して恥じることなく、人に対してもやましいところがないこと。3つめは、良い人材を見つけて教育すること。小樽時代の札幌にいるお母様に対するやさしさや、嘘をついたり、人を騙したり、妥協したりもしない誠実さ、褒めるところは褒め、叱るべきところは叱り、教えられること全てを全署員に教える苦労を厭わない覚悟を感じ受けました。
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