平成24年10月24日上野の森美術館・伊豆栄梅川亭
東法連青連協第2ブロック全体研修会では、47年ぶりに日本で公開され再び社会現象を起こしているツタンカーメン展を上野の森美術館様の協力で見学させて頂きました。 本来はカイロのエジプト考古学博物館に所蔵されている門外不出の122点に及ぶ貴重な品々が展示されており、金やガラス、宝石等をふんだんに使用し高い技術によって作られた美しい工芸品の数々に目を奪われました。日本では土器・石器が主流の縄文時代後期にあたる約3,300年前という時代において、これだけの高い技術力を持っていたエジプト文明の文化の高さにただ驚かされました。
美術館見学の後は、同じ上野公園の敷地内にある鰻割烹伊豆栄梅川亭へと場所を変え、創業260年の日本文化の粋を極めた建物に入ると、まるで古代エジプトから江戸時代の日本へとタイムスリップをしている感覚を味わいました。 こちらで行われた研修会では、ツタンカーメン展の日本側の監修を務められている日本情報考古学会理事の廣田吉三郎先生による解説を拝聴し、今回47年ぶりに日本でこれだけの展示会を行うことができた政治的条件や背景について、また、ツタンカーメンの生きたエジプト新王朝時代の状況や、ミイラのCTスキャンやDNA鑑定によって近年明らかにされてきたこれまで謎の多かったツタンカーメンの血縁関係などについてご講演を頂きました。 最後は、伊豆栄様の鰻会席に舌鼓を打ちながら他青年部会の皆様との貴重な情報交換の時間を過ごし、密度の濃いあっという間の3時間過ぎて行きました。
今回企画運営を頂きました上野法人会青年部会の皆様、本当にありがとうございました。