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 去る11月14日(金) 泉ガーデンコンファレンスセンター ルーム2 にて担当講師は、テレビ、ラジオ出演でおなじみの真田幸光氏(愛知淑徳大学教授)により、アメリカ大統領が決まる〜これからの国際社会と日本に与える影響とは何か!〜を主なテーマに、その他現在のサブプライムローン問題の本質等のお話をいただきました。

 まず最初に、真田氏は東京銀行時代に役員から、鳥になり(高く舞い上がり幅広く物事を見る)昆虫になり(複眼で多角的に物事を見る)魚になる(物事の流れを見る)ように指導をうけられたという事を、これが今の時代のキーワードになるだろうというお話から始まり、共和党ブッシュ政権(一強体制)から民主党オバマ政権への大きな変更点やサブプライムローン問題の本質(GDPの7割の個人消費を刺激するため制度化され、年収の10倍以上の不動産を年利30%で貸し出しをした例え話から日本の融資に対する根本的な考え方の違いや、いろいろな融資案件をミックスし、ファンド化して転売、格付けして流通させる仕組みづくり)の説明をわかりやすくしていただきました。

 その後、米ドルが基軸通貨であり、この10年間で資金余剰がつづき、運用先として集中した所が原油相場等であったというお話や、ヘッジファンドの仕組み(有力な金融機関の信用を利用し借入をした信用創造の仕組み)の説明。今後の米国、ロシア、中国との力関係からの株式市場の見通しや、今後の私たち企業経営における資金調達のアドバイス、キャッシュフローの考え方まで説明していただき、非常に参考になりました。
(事業委員会 前野 裕司)